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更新日:2022/5/15

屋久島旅行記(2007年夏)

この文章は,2007年9月3〜5日にかけて屋久島を一人で旅行に行ったときの記録です。文中の値段などはそのときのものです。

作成日 2007年10月8日(月)


9月3日

屋久島空港
搭乗してきた飛行機(屋久島空港)

屋久島には伊丹空港8:00発鹿児島行きに乗り、鹿児島空港10:40発屋久島行きに乗り継ぎました。鹿児島空港は鹿児島市内より離れており,乗り継ぎ時間内に空港外で観光はできそうにないので,空港内を見て回りました。

屋久島空港でレンタカーを借り、出発しましたが、目的地も決めないまま安房に向かいました。夕方までに翌日の食料や飲料などを買おうと思いましたが,都会でよく見るコンビニはなく、ようやく見つけた食料品店でパンと飲料を買って屋久杉ランドに行きました。安房から屋久杉ランドまでの道路は約3分の1はよく整備されていますが,残りの3分の2は整備途中の様子で片側1車線で対向できないところもあります。急カーブの続く山道です。

屋久杉ランドの入り口で車を止め,車内で靴と服装を整えて,80分コースを歩きました。途中で雨が降ってきたので早速レインウェアをかぶりました。雨が降っている間は写真撮影ができず,ひたすら歩き続けました。コースの奥はあまりハイキングの人も見かけませんが,30分コースと合流すると長い列になっていました。短時間コースでは人が多いので迷うことはほとんどないと思われます。1周したその時はあまり疲れを感じなかったですが、帰路で出てきました。明日の食料などを安房の食料品店で買ってホテルに泊まりました。翌日の登山弁当はホテルで手配することができました。

千年杉
千年杉

仏陀杉
仏陀杉

9月4日

朝4:30に起きてサポーターやテーピングを付けて、弁当を受け取り5時過ぎにホテルを出発しました。屋久杉自然館前の駐車場ですが,登山者にはバス停よりかなり遠いところに停めるように誘導されました。荒川三叉路までのバスを待ちましたが、100名以上と思っていた以上に登山者が多く、何度もバスを見送った後乗ることができました。約40分山道をバスに揺られ三叉路でお金を払って一旦バスを降ります。降りてまもなくのところに斜面の崩落があり、崩落場所を通り過ぎて次のバスを待ちました。登山者が多く、再び待ってからバスに乗り、約15分で荒川登山口に着きました。当初の予定より約30分遅れて7時より登山に入りました。

トロッコ軌道1

トロッコ軌道2

登山口からしばらくはかつて杉を運びだすのに使われたトロッコ軌道を歩きます。はじめは枕木の上を歩くので歩きにくいですが、小杉谷の集落後からは軌道内に板が敷いているので歩きやすくなりました。朝食を食べないで出ているので小杉谷の集落の休憩所で弁当を食べました。食べおわった頃には多くの客が通過した後で急いで後を追い掛ける形になりました。追い付いても追い越す程の幅がなく、後ろをついて歩きました。大株歩道入口まではいくつか見過ごしたところはありますが、見るべきスポットがあまりありませんでした。

大株歩道入口でトイレと休憩を取ったのち、本格的な登山道を登ります。岩と木の根が多く、湿り気もあり滑りやすく感じました。約40分程でウィルソン株につきます。

大株歩道入口
大株歩道入口

翁杉
翁杉

ウィルソン株
ウィルソン株

夫婦杉
夫婦杉

写真撮影や休憩している人が多いので、短時間の休憩を取り奥へ進みました。大王杉、夫婦杉をみて登っていくと少し雨粒が当たりました。前日のように雨が降ってくればレインウェアを着けて写真はあきらめるつもりでしたが、幸い雨は止み、縄文杉に着きました。

周囲は木道で囲まれており、約5m位離れています。木道の上にはたくさんの人がすでにいたので、数枚の写真を撮って高塚小屋に向かいました。

途中に休憩所があり、食事を取っている人を見ながら奥に進むと小屋とトイレが見えました。

縄文杉
縄文杉

高塚小屋
高塚小屋

高塚小屋のトイレ
高塚小屋のトイレ。右奥に旧宮之浦歩道が続いている。

高塚小屋の付近にはほとんど人はなくたまにトイレを利用する人がくるくらいで、静まり返っていました。11時前でしたがここで昼の弁当を食べました。途中から濃い霧が出てきてしばらくすると雨になりました。小屋を利用してレインウェアを上下とも着けて下山を始めました。縄文杉では相変わらず人が多いですがほぼ全員が雨具を着けていました。下りはじめはまだ縄文杉に向かっている人と途中何度も止まってすれ違いました。

 雨は途中大王杉を過ぎたくらいから止んできたので、上のレインウェアだけをまず脱ぎました。下は大株歩道入口まで降りてから脱ぎました。トロッコ軌道を下っていきましたが、近道になっているところが分からず、そのまま軌道を歩いて降りていきました。

楠川分かれ
楠川分かれ

休憩場所

往路では気づかず通り過ぎた楠川分かれです。分岐とはいえわかりにくいです。小杉谷の休憩所で休んで降りていきましたが、足の指先や裏が痛くなってきました。サポーターを着けていたので膝が踊ることはなかったです。荒川登山口でバスの出発に合わせ、15:55頃出発し17時頃に屋久杉自然館に着きました。下山の報告を各自するようになっていたのでホテルに帰ってから警察に連絡しました。

9月5日

前日の縄文杉登山を終え、筋肉痛が出てきていたので長時間の白谷雲水峡ハイキングはせず、屋久島の温泉地巡りと組み合わせました。まず島南部の湯泊温泉に行きました。一部水着で入浴可と旅行ガイドにありましたが、現地の表示は不可だったので足湯だけにしました。次に千尋(せんぴろ)の滝に行きました。滝への展望台に行く途中にモッチョム岳の登山道の入口がありました。滝は展望台から離れたところにあります。先に温泉に入れなかった代わりに尾之間温泉に行きました。管理人は表にいなかったですが、登山者や地元の人が入っていました。湯温はかなり熱い目でした。

湯泊温泉
湯泊温泉

尾之間温泉
尾之間温泉

千尋の滝
千尋の滝

枕状溶岩
枕状溶岩

尾之間温泉から次は安房と空港の間にある枕状溶岩を見に行きました。海岸にごつごつした黒い岩が広がっていました。駐車場はなく、わずかなスペースで車を転回して県道に戻りました。空港を通り過ぎ宮ノ浦に向かいました。途中にガソリンスタンド、コンビニ、休憩所などがあり、空港に戻るときに利用できそうでした。宮ノ浦では屋久島観光センターに寄り、昼食を取り、お土産を買いました。白谷雲水峡に向かいました。途中の道は屋久杉ランドに行くときとほぼ同じような整備状態でした。時間が遅めだったので入口で休んでいる人を見かけました。短時間向けのコースでは石または木の遊歩道が整備されていました。後半は登山道となっています。

60分コースの最終到達地の二代大杉の近くでは石や木の根を越えていく原生林歩道となっています。二代大杉を見た後、弥生杉に行きました。さらに登っていきますが比較的緩やかです。弥生杉の周囲は木道で囲まれていました。白谷雲水峡の入口に戻っていきました。帰りは急な下り坂が続きます。レンタカーの返す時間に合わせるため、空港に向かいました。休憩はせずに、セルフのガソリンスタンドで給油し、短時間で空港前の温泉で汗を流しました。レンタカーを返した後ですが,レンタカーで土産と荷物を空港まで運んでもらえました。

白谷雲水峡
白谷雲水峡

二代大杉
二代大杉

湿度が高く岩に苔が生えている
湿度が高く岩に苔が生えている


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