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更新日:2022/9/7

スペイン旅行記2[グラナダ〜セビーリャ](2003年春)

この文章は,2003年3月から4月にかけてスペインを旅行したときの記録です。もし料金の数字の前に空白などがある場合は,ユーロの記号が表示されていません。

作成日 2005年10月31日(月)


グラナダ(第4泊目)

■3月30日(日)

グラナダに着いたのは,30日の午前8〜9時頃だったと思います。当初は早朝なので肌寒いと思っていましたが,ここは標高が約700mもあるので寒かったのでした。バスターミナルから中心部のPuerta Real付近まで乗り,マリアナ・ピネダ広場の観光案内所に行こうとしましたが,少し早かったので近くのバルで朝食Desayunoを取ってから行きました。この日からサマータイムが実施されたので,待ち時間が少なくてちょうどよかったです。

観光案内所では地図とホテルのリストをもらいました。その中にあった一人€ 9のPensión Castil(Puerta Real近く)にしました。バス・トイレは共同ですが,お湯は十分に出ました。ここでも一人旅の日本人観光客に出会いました。

荷物を置いた後,まずはアルハンブラ宮殿に行きました。そのときはカメラも置いてきてしまったので,アルハンブラ宮殿の写真はありません(何枚かもらったのはあります)。ゴメレス坂を上ってグラナダスの門を超えると,そこは敷地内で森が続きます。チケット売り場は一番奥にあり,料金は一人€ 8でした。


グラナダスの門。チケット売り場まで長い森林が続く。


後方に見えるのはアルカサバ。


王宮内のライオンの中庭。

チケットを見せて中に入り,まずは王宮のあるところを目指しましたが,そこへ行く橋を見落としたのでヘネラリフェの方へ行ってしまいました。途中で引き返して,カルロス5世宮殿の横まで来ましたが,私たちの王宮の入場時間は12:30〜13:00だったので,アルカサバを先に見学しました。軍事要塞なのでそれらしい雰囲気であり,ベラの塔から市内が見渡せます。時間が来たので次に王宮に行きました。内部はかなり広く,ガイドブックを片手にしながらの見学でした。カルロス5世宮殿は円形の中庭を見て,博物館が休館日のためそのまま出ました。最後に最初に入りかけたヘネラリフェに行きましたが,建物のあるところはなにやら工事中のため入れませんでした。

アルハンブラ宮殿を出てからは,昼食を食べて地球の歩き方に載っていた「日本語情報センター」に行きました。フラメンコのチケット予約とアラブ人街の紹介をしてもらいました。フラメンコは2つ行われており,1つは洞窟のもの,もう1つはレベルの高いものと言われ,レベルの高いものを見に行くことにしました。料金は一人€ 24でした。

その後カテドラルに行きました。料金は€ 2.50でした。入り口付近にはジプシーがいることが多いので注意が必要です。カテドラルを出てからは一旦ペンションに戻りました。戻ってからは今までためてきた分の洗濯をしました。室内で干すのでなかなか乾きませんでした。

夕食は日本語情報センターで紹介してもらったアラブ人街の中にあるお店です。店員は英語が話せるし,店の雰囲気もよかったです。英語の話せるスペイン人はあまりいないようで,話せるというのは貴重な存在でした。その後はフラメンコを見るためにカテドラル前のバス停に午後9時に集合です。日本語情報センターの人が待ってくれていました。マイクロバスに乗って,他の乗客をいくつかのホテルの前で乗せてアルバイシンのTablaoを見ました。その前にアルバイシンの見学ツアーが付いています。洞窟見学は多分なかったように思います。フラメンコが終わると,順番にバス,マイクロバスで送ってもらいます。私たちはペンションに最も近い,Puerta Realで降ろしてもらいました。帰りは早かったです。


■3月31日(月)

ペンションを出て,Desayunoを取った後,バスターミナルへ戻る3番のバスをバス停で30分近く待ちました。グラナダからセビーリャ行きの10:00のバスにはちょうどいいぐらいに間に合いました。Alsina Graells社のバスで料金は一人€ 15.44でした。

セビーリャ(第5泊目)

バスはセビーリャのPrado de San Sebastianバスターミナルに着きました。まずは宿泊先をサンタ・クルス街で探しました。Santa María la Branca通りに面したオスタルに入り,泊まれるか聞いたところいっぱいでしたが,他のところを紹介してくれました。通りから少し奥に入ったところにあるPensión Cruces El Patio Pérez - Almeida(Address : Plaza de las Cruces, 10 Tel : 95 422 96 33)というところです。料金は5人で€ 70でした。バス・トイレは共同です。お湯は十分出ましたが,シャワーの周りにカーテンがないので,すぐにびしょびしょになります。紹介してくれた人にはチップを要求されました。荷物を置いてこのペンションの近くを歩いていると,この人は他の人とおしゃべりをしており,暇そうでもありました。

とにかくAv. Constituciónにある観光案内所へ行き,地図をもらい,あとトラベラーズチェックの交換をするためにAmerican Expressの営業所も教えてもらいました。ヌエバ広場の市役所と反対側にあります(ホテル イングラテーラのあたり)。

まずは観光名所のカテドラルとヒラルダの塔を見学しました。カテドラルの前には馬車が止まっており,たくさん馬の糞も落ちていました。かなりにおいます。料金は一人€ 6です。カテドラルはスペインで最大というだけあって本当に大きいです。ヒラルダの塔の内部は階段ではなく,30あまりのスロープになっていて,一番上には鐘がたくさん吊ってあります。上ったときにちょうど鐘が鳴る時刻だったのですが,とても大きな音です(機械的に鳴ります)。そこからは市内を見渡すことができます。


ヒラルダの塔。元はモスクの尖塔として建築された。


展望台内には鐘楼がたくさん吊っている。


展望台から見たセビーリャの風景。

カテドラルを出てからはAMEXの営業所に行きました。営業所にはいるときに警備員に荷物のチェックをされました。かなり厳重です。このときは両替のレートが悪いことはあまり気になりませんでした。しかしバルセロナの空港で両替したときはT/C 129円(la Caixa:手数料€ 6.01)でしたが,ここではT/C 135.6円,Cash 138円(AMEX:手数料€ 2.75)でした。

このあとCalle Zaragoza通り,Reyes Católicos通りを経てイサベル2世橋まで歩きました。建物の影は涼しいのですが,日差しが強いので上着をこのあたりで脱いで手に持っていきました。いかにもスペインらしいという印象でした。グアダルキビル川の河原を南に歩いていくと,黄金の塔があります。サン・テルモ橋からは川沿いの道路の歩道を歩きました。途中に大学があり,その構内を通り抜け,スペイン広場に向かいました。


後ろに見えるのがイサベル2世橋。


イサベル2世橋付近。後ろはグアダルキビル川。


黄金の塔。日差しが強く,暑かった。

スペイン広場はマリア・ルイサ公園内にあります。アーチの建物は階段を上ってみましたが,ここは鳩の住みかになっているようです。


スペイン広場と建物。建物の中は鳩の住みか。

ここで一旦ペンションに戻りました。また洗濯をしましたが,前日のもまだ十分に乾いていないのでとりあえず上着として着ているのを一つだけ洗いました。これは結局マラガに着くまでは乾きませんでした。

さて夕食ですが,誰も地図を持たずに出かけました。サンタ・クルス街を通ったのはいいのですが,どこにいるか分からないまま高級ブランド街のシエルペス通りに出ていました。その後El Corte Ingrésの前を通り過ぎ,方向の分からないところまで来てしまいました。結局Calle de la Cuna通り,Calle Álvarez通りを通ってカテドラルの近くで食べました。もともとは別の店に行く予定でしたが,地図がないとどこかわからなくなりますねえ。帰りはヒラルダの塔を横に見ながら,サンタ・クルス街に向けて進むとすんなりと見覚えのあるSanta María la Branca通りに出ることができました。

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