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更新日:2022/5/14

知床・釧路旅行記(2005年夏)

この文章は,2005年8月30日から9月2日にかけて知床・釧路を一人で旅行に行ったときの記録です。文中の値段などはそのときのものです。

作成日 2005年10月10日(月)


8月31日

今日は飛行機で関空から女満別へ移動し、そこからレンタカーを使ってホテルへ向かいました。女満別に着いたのは、15時15分でレンタカー営業所まで徒歩5分くらいでした。手続きは簡単な説明を含めて15分くらいで、すぐに出発できました。付近の道路の様子がよく分からなかったので、国道39号に入って間もなくに道の駅・めまんべつがあったので、一旦休憩してもらった地図を確認しました。時間的にすぐにホテルに入るのは早いので、網走の天都山名所を車で行きました。行ったのは天都山展望台だけです。

駐車場辺りよりずっと牛糞の臭いが続いていたのが気になりましたが、近くに飼育施設があったのでしょうか。帰りは下り坂をエンジンブレーキを使いながら国道39号までおりてホテルへ入りました。着いてから客室に案内され、18時から夕食にしました。料理はかにを中心とした海産物を使ったものでした。量がかなりおおく、おなかいっぱいになりました。食事のあとは大浴場・露天風呂に入りました。明日の計画を考えて寝ました。

9月1日

今日は網走を出て知床に向かいました。晩に寝冷えをしたのか、出発まもなくコンビニでトイレを借りることになりました。国道244号に沿ってまずは小清水原生花園を訪れました。今の時期はあまり花が咲いていなくて浜辺に少しの花が見られたのみでした。釧網本線ととうふつ湖に挟まれながら進んで行くと斜里町市街に入ります。国道334号に変わってからもう一ヶ所の原生花園を訪れました。こちらは花も人もいなくて淋しかったです。知床半島に入り、ひたすら斜里とウトロを結ぶバスの後ろを付いていきました。

ウトロの手前でまずオシンコシンの滝を見に行きました。昼食まで時間に余裕があったので、そのまま羅臼に行くことにしました。途中で知床自然センターに立ち寄り、「カムイワッカのたび」と熊避けの鈴を買いました。知床峠は帰りに立ち寄ることにして、道の駅の知床・らうすへ行きました。峠越えの道は急カーブが続き、なかなか落ち着きません。道の駅に着いて、まずは土産用の昆布を買いました。そのあと海鮮丼(いくら)を食べました。次はカムイワッカ湯の滝に行くためにトイレで水着を中に着ました。知床峠で数枚写真を撮りましたが、 海上に霧が出ていたため国後島は見えませんでした。知床自然センターにもどり、知床大橋行きのシャトルバスに乗りました。料金は往復で1180円です。バスに乗って約50分でカムイワッカ湯の滝ですが、知床大橋行きとはいえ工事中のため事実上の終点です。少し入った所からは川のなかを歩きます。ここで「カムイワッカのたび」に履き替えました。私は知床自然センターの中で買いましたが、パス乗車券売場でも税込800円で売っていたようです。ガイドのわらじ貸し業者はいなかったようです。途中やや難しい所が1ヶ所、難しい所が1ヶ所あります

私が奥の滝壺に着いたときは前のバスで来た人はいませんでした。温度はややぬるめです。水は強酸性のため目に入るとしみるし、なめると酸っぱいです。行きは登れても降りられなくなることもあるときいていましたが、一番難しい所も無事降りることができました。脱衣所はないので水着を着たままバスに乗って知床自然センターまで帰りました。ここのトイレで着替えたあと、フレペの滝まで歩いていくつもりでしたが16時50分頃となっていたのでそのままホテルに向かいました。ホテルの料理は夕・朝ともにバイキング形式でした。

9月2日

まずは知床観光船おーろら号に乗りました。半島は断崖絶壁が続き、滝や洞窟を構成していることを海から見ました。下船後に港の目の前にあるオロンコ岩を登りました。急な斜面を登るとわずかな草原があり、オホーツク海などを含めて眺めがいいです。その次に前日行く予定だった知床五湖とフレペの滝に行きました。五湖駐車場から遊歩道に入ると一湖、二湖だけを歩いて帰ってきたひと達と多数すれ違いました。私は五湖を全て回るつもりだったので、前日買った熊除けの鈴をバッグに付けました。

途中はほぼ一人で歩いたので熊に出会わないか心配でしたが特に何事もありませんでした。駐車場まで戻ったあとはまなすソフトクリームを食べました。引き続きフレペの滝に向かいました。知床自然センターからすぐに林の中を歩くため再度熊除けの鈴を付けました。途中から草原に変わり、エゾシカが草をはんでいる姿を見かけました。知床自然センターに戻ったあと、そこでシーフードカレーを食べました。ウトロで見る所は概ね終わったので出発して摩周湖に向かいました。途中眠たくなることがあり、ガムを咬みながら運転を続けました。

川湯温泉のそばを通り抜け、摩周湖までの道は知床峠よりも急な坂でカーブが続きました。登りきると第三展望台です。山の尾根でもあり、風が強かったです。湖面は霧がかかっておりはっきりとは見えませんでした。第一展望台でも景色はほぼ同じでしたが、レストハウスと有料駐車場があります。時間は午後3時を過ぎていたので、次は屈斜路湖沿いの露天温泉に行きました。まずはコタン温泉へ行きました。入り口の表示はなく、集落の公衆便所横に駐車してすぐ近くに温泉はあります。一応男女の区別はありますが、仕切りは低く混浴状態です。 簡易脱衣所があり、そこで水着に履きかえて入りました。温度はややぬるめです。日光で藻が浮いていました。少し浸かったあと、着替えて次へ向かいました。国道244号を美幌峠へ向けて少し走ると和琴温泉の表示があります。道路を進んでいくと駐車場があり、そこで停めました。はっきりした案内はないですが、湖畔に沿って歩いていくと温泉が見えてきます。ここも簡易脱衣所がありますが、男女の区別はありません。そこで水着に着替えて入りました。湯温はコタン温泉よりは高いです。湯ぶねの中は石に藻がついており、滑りやすいです。

9月3日

前日回れなかった屈斜路湖全体を見るために美幌峠へ行きました。ホテルから約30km離れており、途中で砂湯と池の湯に寄りました。国道244号は峠の登りになってから道路舗装工事をしていました。展望台には道の駅がおり、その駐車場に停めました。朝9時過ぎだったので、屈斜路湖の方向はカメラの逆光であり、きれいな写真は撮れていません。次は屈斜路湖を望むことができる津別峠に行きました。展望台までの道は片側一車線で幸い頂上近くまで対向車に出会いませんでした。写真をデジカメで撮ろうと思ったら、美幌峠で路上に落下させ故障した そのため予備のカメラで撮って行きました。景色は美幌峠とよく似た感じでした。計画では入っていたのですが、阿寒湖行きは時間的に無理と判断し、そのまま釧路へ向かいました。摩周湖温泉(弟子屈)、標茶を経由して釧路湿原東側の塘路駅に止まりました。木製の展望台らしいものに登ってみましたが、何となく湿原に近づいた感じがします。次は釧路湿原駅、細岡展望台に行きました。駅から少し離れた所に駐車場があり、車を置いて歩きました。駅までの道は砂利道で車で入れないように車止めがしています。

駅は湿原の中にあり、低いところのため景色はよく見えません。坂道を登って細岡展望台に向かいました。道から近いところも展望台がありますが、少し入ったところがよく写真で見る釧路湿原の見える展望台です。この後食事をしたいので釧路市内をめざしましたが、地図には細い道が書いていましたが実際はただの砂利道になっていたため引き返して国道を走りました。めざしたのは勝手丼で知られる和商市場です。中は土産物店ですが、少ないながら勝手丼の作れる店があります。ご飯と具は別で買います。具は新鮮でおいしいですが、それぞれに 具の値段がかかるため割高な印象です。車内は暑いため土産物はなるべく傷みにくいものを選びました。次は釧路湿原西側の釧路湿原展望台に行きました。展望台の建物は有料のため一周約2KMの遊歩道を歩きました。観光客も少なく、熊がでることもあるため適当に音を出しながら歩きました。遊歩道は低木の茂る林の中に続いていました。湿原がよく見えるのは展望台から一番遠いところです。駐車場に戻ってくると時刻は午後4時ぐらいであり、釧路空港に行くことにしました。途中レンタカーの返却前の給油をしました。空港のすぐ手前にタンチョウ の公園が地図に記されていましたがそれらしいものはありませんでした。レンタカーを返却して空港に入りましたが、出発は18:30であり夕食には早すぎたのでお菓子を食べていました。飛行機内は予想どおりジュース一回のみでした。関空に着いたのは20:30過ぎであり空港内で夕食をたべてから帰宅しました。荷物も車付きのカバンのため去年と比べてもあまり疲れないで済みました。


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