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更新日:2022/5/21

青森旅行記(2006年夏)

この文章は,2006年9月5日から9月8日にかけて青森を一人で旅行に行ったときの記録です。文中の値段などはそのときのものです。

作成日 2007年10月12日(金)


9月5日

御鼻部山展望台からの十和田湖
御鼻部山展望台からの十和田湖

9月5日から青森県内の旅行に行ったときの記録です。JAL2151は伊丹8:15発のため、家を6:30に出発して阿倍野橋空港バス乗り場より伊丹空港に向かいました。ビジネス客が多く、バスは満員でした。伊丹に約30分足らずで到着し、チェックインと手荷物を預けました。乗った機体はMD-90でした。約70分で青森に着きました。手荷物を引き取ったあと、レンタカーの営業所に行きました。車種は指定しなかったところ,ヴィッツでした。トヨタレンタカーではカーナビとETCが全車に装備されていましたが、ETCカード挿入場所がどこか分かりにくくに迷いました。

初日は奥入瀬渓流巡りに行きました。青森空港より東北自動車道の浪岡IC、黒石IC、国道102号線を経て十和田湖に行きました。国道454号線の十和田湖畔に出る直前の滝の沢展望台は気付かず通り過ぎてしまいました。十和田湖を時計回りにすすみ御鼻部山展望台で車を停めました。標高1011mのため気温が低く、長袖でも肌寒かったです。

銚子大橋
銚子大橋

奥入瀬渓流
奥入瀬渓流

十和田湖の尾根道をとおり、奥入瀬渓流散策の終点の石ヶ戸に着きました。急いで山菜そばを食べてからバスに乗り奥入瀬渓流の十和田湖に近い銚子大橋で降りました。約8kmの遊歩道を2時間で石ヶ戸に戻って来ました。途中温泉に寄って帰ろうかと考えましたが、1泊目の青森まで戻ることを考えると、そのままホテルに帰ることにしました。

帰りは発荷峠、県道2号を通り,東北自動車道小坂IC、青森中央ICを経てホテルに帰りました。途中、津軽SAで食事ができるかと思いましたが、まるで開店休業のようなさびれようでした。結局、青森で簡単に夕食は済ませました。

9月6日

2日目は八甲田山に登山するため、酸ヶ湯温泉に行きました。青森市内から国道103号線を通り約1時間程でした。温泉はよく目立つのですが、登山口がすぐに分かりませんでした。温泉の建物より少し登ったところにありました。色々準備をしていたけど、結局軍手を忘れて登り始めてしまいました。仙人岱経由コースでは最初のうちは茂みの中を抜けて行き、地獄湯の沢まで来て、ようやく視界が広がります。仙人岱の小屋付近は湿原になっています。小岳との分岐を越えてもしばらく同じ風景が続きます。大岳に近づくにつれ登りが急になりました。

地獄湯の沢
地獄湯の沢

仙人岱の小屋付近
仙人岱の小屋付近

途中からは植生がなくなり、火山性の岩場となり山頂まで続いています。大岳山頂は風が強く、すぐ横に噴火口跡が見えます。下りも急な坂が続き、大岳避難小屋までくるとなだらかになりました。降りて行くとしばらくは見通しの悪い道ですが、途中から上毛無岱、下毛無岱と呼ばれている湿原の中を歩きます。

大岳山頂から岩木山を望む
大岳山頂から岩木山を望む

下毛無岱
下毛無岱

長いですが早く抜けていきました。城ヶ倉分岐を越えると概ね平坦でしたが、酸ヶ湯温泉の直前が急な階段が続きました。準備を整えてから温泉に入りました。「熱湯」、「四分六分」と書かれていますが、どちらも体感42度位です。

温泉を出ても14:30だったので、八甲田山のほぼ向かいにある田代平湿原に行きました。湿原内は寒風が吹き抜け、肌寒かったです。田代平から十和田湖畔に向かいました。国道103号線を約45km走り、途中蔦温泉、焼山、奥入瀬渓流を通りました。

田代平湿原
田代平湿原

9月7日

十和田湖巡りの最後に遊覧船に乗って湖上から中山半島、御倉半島を見ました。中湖が昔の噴火口跡で、一番水深が深いそうです。発荷峠からの眺めは天気がすっきりしない中、そこそこよかったです。滝の沢展望台は国道の合流した後にあり、展望台に登りましたが、周辺の木の枝が邪魔になって湖があまりよく見えませんでした。

十和田湖の湖上より中山半島方向を望む
十和田湖の湖上より中山半島方向を望む

滝の沢展望台からの十和田湖
滝の沢展望台からの十和田湖

ここからしばらくは運転だけでしたが、途中道の駅で休憩しつつ、東北自動車道黒石IC,浪岡IC,国道101号を五所川原,鰺ヶ沢を経て3時間かけてくろくまの滝に向かいました。くろくまの滝の手前、約4kmは道幅が車幅と同じくらいしかなく、川側にもガードレールはなく対向車もやり過ごせない道でした。

くろくまの滝遊歩道ですが、前日の雨のためぬかるみほどではないけど、水分を多く含んでいました。途中の分岐はすべて崩壊の危険のため通行止めになっていました。滝を一つ見て車に戻りました。

くろくまの滝入り口
くろくまの滝入り口

くろくまの滝
くろくまの滝:滝のそばまでは近寄れません

途中の南金沢まで戻り、看板に従ってミニ白神に行きました。入山料300円を払って時間もあまりなかったので、短い方の遊歩道を歩きました。やはり水分を多く含んだ道でした。すれ違う人もなく、淋しかったです。ここから県道3号を岩木山南縁に沿って走り,途中嶽温泉に入ってから宿泊予定の大鰐温泉に向けてアップルロードを走りました。

ミニ白神入り口
ミニ白神入り口

ミニ白神遊歩道のブナの木
ミニ白神遊歩道のブナの木

嶽温泉
嶽温泉

9月8日

民宿を出発してからまずガソリン給油をセルフ式で初めて体験しました。給油口のふたを開けてノズルを入れるだけでしたが、横から漏れてこないか心配でした。特に問題なく、給油できましたがあまり料金の面ではお得な感じがしませんでした。コンビニで昼食のおにぎりを買ってアップルロードと県道28号を経て白神山地へ向かいました。約30分位予定より遅れていたので焦りもでてきました。まず西目屋の白神ビジターセンターに寄りました。道路状況は特に問題ないようです。工事現場を通り過ぎていくと、片側一車線の山道になりますが、対向車は多くないです。

山道を進んでいくとアクアビレッジ暗門で、少し休憩してからさらに津軽峠に向かいました。ここからは未舗装の砂利道です。途中で路線バスに追い付き、峠まで登りました。津軽峠でバスが出発した後に車を停めて、ブナの巨木「マザーツリー」を見ました。歩道は舗装されており、観光客が多いようです。

マザーツリー
マザーツリー

津軽峠
津軽峠

白神ラインを暗門まで戻って、次は暗門の滝遊歩道を歩きました。途中崖崩れもあり、一部工事中のところもあります。奥の方では歩道は大変狭く,一人が通るのがやっとのところもあります。滝は三段になっていて、一段毎に急な坂を登っていきます。時間に余裕がなく、慌ただしく遊歩道を下っていきました。

暗門の滝遊歩道
暗門の滝遊歩道

暗門の滝
暗門の滝

おにぎりを食べてから、お土産を買うために酸ヶ湯温泉に向かいました。まずは弘前市を目指しましたが、中心部を通り抜けるのに一旦、弘前大学正面を通ってしまいました。弘前から黒石、酸ヶ湯温泉までは迷うことなく着きました。予想外に早く着いたので再度、千人風呂に入りました。お土産を買って、荷物を整理して青森空港に向かいました。空港の直前にはかなり急な坂道があります。空港道路の通行料を払ってすぐにレンタカーを返しました。少し早く着いたため空港内で出発時刻まで時間を過ごし,伊丹空港への飛行機に乗り大阪に帰りました。


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