種類 |
診断法とその理由 |
広節裂頭条虫 |
自然排出した虫体と糞便中の虫卵の検査
(肛門から長い虫体が懸垂する) |
大複殖門条虫 |
自然排出した虫体と糞便中の虫卵の検査 |
マンソン孤虫 |
遊走性限局性皮膚腫脹ないし腫瘤
(幼虫は皮下組織に寄生することが多い)
好酸球増加、IgEの上昇、Ouchterlony法、免疫電気泳動法 |
無鉤条虫 |
体節の自然排出と肛囲検査
(体節は1個ずつ分離している、肛門通過時に虫卵が付着する、
子宮の分枝が20以上) |
有鉤条虫 |
自然排出した体節の検査
(無鉤条虫の体節より薄く、運動不活発、子宮の分枝が少ない) |
単包虫症
多包虫症 |
問診によって流行地に旅行したか調べる。
X線、CT、超音波エコー(嚢腫)
皮内反応、ELISA法などの抗体検査 |
小形条虫 |
糞便中の特有な虫卵を検出する
(幼虫被殻の両端に突起) |
縮小条虫 |
糞便中の虫卵を検出する
(小形条虫より大きく、球形) |
瓜実条虫 |
糞便中の片節や卵嚢、虫卵を検出する
(片節は自然排出する) |