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更新日:2022/2/3

2000年度BSL資料 麻酔・周産期

★作成時点での情報・記事であり,最新の情報ではありません。

麻酔科(ペインクリニック)

麻酔科のペインクリニックではいろいろと質問されます。その質問に答えられないとなかなか先に進めないし,第一ちょっと気まずい。ということで,その質問を書いたプリントを手に入れたので,皆さんペインクリニックにいく前には必ず見ておきましょう。麻酔科BSLの一番最初にもらうプリントを見れば大体答えはわかります。そのプリントを見ながら答えてもいいような気がするが,最低でも1番の答えは覚えておいたほうがいいでしょう。


まず,麻酔科はみんな学生に親切です。すごいいっぱい教えてくれます。挿管練習とか,心肺蘇生訓練とかは,遊びみたいなので楽しいで。初日の更衣というのは,手術着に着替えるということなのでちょっと早く行きましょう。着替えて,手術室と逆方向の監視室に行くといいです。

これからが重要!いろいろ質問されるので,それに答えれるようにちょっと勉強しときましょう。でも全部答えてしまうと先生も面白くなさそうなので,やりすぎは禁忌。

私達が聞かれたことと,小テストの内容から。カッコのなかはキーワード。全部答書くの面倒やから。後は自分で調べて。

  1. 局所麻酔薬中毒の痙攣に対する治療は?(抗痙攣薬)
  2. 脱分極性と非脱文極性筋弛緩薬のちがいは?(拮抗薬,悪性高熱)
  3. スワンガンツカテーテルで測れるものは?(CO,CI,PA楔入圧=LA圧)
  4. スワンガンツカテーテルはどこから入れる?(内頚V,なぜでしょう?)
  5. 分節麻酔,分離麻酔ができるのは?(硬膜外麻酔)
  6. 悪性高熱について。(ポートワイン尿,CK↑,ダントロレン)
  7. 酸素ボンベのいろは?(緑,黒は?)
  8. 筋弛緩薬の拮抗薬とアトロピンを一緒にリバースに使うのはなぜ?(コリン作用とムスカリン作用)
  9. 前投薬で使う薬,ベンゾジアゼピン系,アトロピン,H2ブロッカーの意味。
  10. 術前検査と診察について。喘息に使う薬,失神の原因など。
  11. JCS,GCSの点数覚えましょう!
  12. 吸入麻酔,(ハロセン,イソフルレン,セボフルレン)のMAC,肝代謝率,毒性,特徴,覚えましょう。(肝毒性slow induction,colonary stealing,腎障害)
  13. 心外,脳外で静脈麻酔を使う理由は?
  14. 麻酔の役割(鎮静,鎮痛,反射抑制,筋弛緩)
  15. 抜管基準(自発呼吸,その他)
  16. O2解離曲線の右方シフトの原因?(PaCO2,[H+],体温,2-3-DPG)
  17. O2飽和度について。(拡散能,Q/A不均衡,A-B shunt)
  18. 12脳神経の検査の仕方。

後は,検査所見とかレントゲン所見とかは余裕があれば,って言うか,みんなもうしばらく回ったら慣れてくると思うので,いいと思う。


麻酔科です。
あまりやる気の無い立場から見た麻酔科について書きます。

オリエンテーション
小テストみたいなものをやるが,できなくても別に問題なし。
術前診察
いろんなことについて質問されるので,全部答えられるわけが無い。しかし担当の飯室先生は麻酔科で唯一あまり教えてくれない先生なので少し疲れる。
蘇生実技実習
優しい。面白い。ためになる。
救急症例検討
ほとんど話を聞くだけ。最後の栗田先生は雑談。
ペイン外来
麻酔科で唯一つらい時間。この前のリストにある質問をされるが答えられないと非常に気まずい。もしすらすら答えられて時間が余っても,ボーナス点がもらえるというレポートを書くように言われる。でも口頭試問は楽勝なので,そんなものはいらない。どちらにせよ,だるい。飯室先生が学生の相手ができないほど忙しいことを祈りましょう。(7班では確率2分の1でした。)
カンファレンス
ペインクリニックの担当患者のプレゼンテーションをやる以外は座っているだけ。7時40分ぐらいまでかかった。
手術室
見てるだけ。教授と一緒のときはオリエンテーションのときと同じような雰囲気でちょこちょこ質問される。
ICU
午前中にテーマを出されて,それについて自習。午後にそれを発表。楽。
救急病棟
自分の担当患者のカルテを読む。気が向けば,その他の患者さんに対する処置などを見学できる。
救急まとめ
その場で調べたことをその場で発表するだけ。
プレゼンテーション
ペインクリニック,ICU,救急病棟それぞれについて担当患者さんを一人づつ決められ,プレゼンテーションを行うように言われる。ICU以外は自分で書いたメモを見ながら言っても良い。
口頭試問
過去問を昼休みにざっと見ておくぐらいで多分いける。新藤先生は非常に優しい方なので,やばくなってきたらヒント出しまくり。

全体的に楽で,カンファレンスの日以外は4時にはほぼ帰れました。
教授もなかなか話のわかる人で面白いです。最後に新藤先生と仲良くしましょう。


麻酔科のBSLについて書きます。

まず,麻酔科の BSL はほとんど班員がバラバラになるのでその点を踏まえてサボる方がいいでしょう。あと,新藤先生(講師の先生でトリアージの授業をやった先生)は,学生の名前と顔を記憶しているうえ,学生の世話人なので,新藤先生が担当するところはあまりサボらない方がいいと思います。

1.Ope場
基本的に朝8:20集合です。で,何を見るかというと,麻酔の導入・気管内挿管・Swan-Gantz カテーテルとかです。ハッキリ言って麻酔は,ope前の処置さえ見れば,後は先生との会話(勉強になる話・どうでも良い話・裏話etc)で,暇です。しかし,真面目に勉強したい人は,質問すればたいてい先生方は答えてくれます。その点は間違いなく良い先生方です。この際,国試で必要そうな話をピックアップして質問するのも良いと思います。なんせ,ope中は暇ですから(先生も)。後,若い先生から訊く裏話(特に外科系の)は面白いです。午後は,例えば12:30ぐらいに入ると,15:00位に帰ろうと思えば,たいていOKをくれます。しかし,心臓外科のOpeで人工心肺を使っている場合,心臓が動き出すまで見ているのもなかなか面白かったので,興味があればどうぞ。特に麻酔サイドからは,余裕でOpeが見られるので,二外のポリクリよりも見やすいかもしれません。
2.ICU
僕は二回とも新藤先生だったので,他の先生は知りません。プレゼンのある日とない日があります。ある日は,朝は班員一人ずつか二人一組で,患者さんのプレゼンをします。この時は浅田教授がいるので,それなりに頑張ってください。たいてい,新藤先生が助け船を出してくれます。それで駄目なときはあきらめましょう。別に点数がつくわけでもないですし。ない日は一日中ICUに居るのですが,先生が何について知りたいかを訊いてきます。つまり,テーマを学生が決めることができます。僕は「ICU・Ope場での循環管理」と「血液浄化」についての講義を受けました。他の人は,「脳の保護・管理」を受けている人も居ました。いずれにしても一度はIABP・PCPS・人工心肺について,またHD・CHDについて知りたかったのでよかったです。この講義は僕は是非利用すべきだと思います。あらかじめ知りたいことを絞っておくと良いと思います。教科書を読むのも億劫な箇所は,知ってる人に説明してもらうのが一番だと思いますし。それに,15:00には帰ることができます。
3.ペインクリニック
運命の分かれ道は,飯室先生か波多野先生かで決まります。僕は波多野先生でした。例の口頭試問ですが,行くなり波多野先生が「これ,答え出回っとんねやろ。意味ないやん。わからんとこその辺の先生に訊けや。」と言って,僕は口頭試問無しでした。飯室先生はあるみたいです。後は適当です。あまりにも暇なので,波多野先生が僕の手のサーモグラフィをとってくれました。マジで抹消循環がやや悪い(自分で見てもわかるくらい)といわれて焦りました。ホルネル症候群になりたくないので星状神経節ブロックはしませんでしたが。午前は適当に終わります。午後は先生の与えられた課題をレポートにして提出するのですが,それにしたって先生が適当に見て「ええよ」と言ったら別にメモ書きみたいでもOKです。飯室先生はきちんとしないと受け付けないそうですが。他に,入院患者の割り当てがあります。人数の都合で割り当てのない人もいますが。これは他の科と同じで,毎日カルテに書いて二週目の木曜にカンファレンスでプレゼン?です。飯室先生曰く「二分でやって」だそうで,入院理由・診断・病歴・処置を箇条書き程度で述べたら終わりです。やるだけアホらしいプレゼンの典型です。このために18:30までみんな残ります。キレてええとこです。
4.救急
大学の救急は三次救急のみなので,暇なことこの上なしです。一日中プレゼンの準備をやります。適当にできたら,栗田先生に出席印をもらってさようならです。が,若い先生は,いろいろ教えてくれます。質問すれば,内臓系・筋骨格系の画像診断から,整形外科的な処置まで教えてくれます。特に気胸・血胸の画像や,脊椎損傷の処置(例えば肋骨・腸骨血管付き移植を用いた前方固定や後方固定),また足関節の脱臼骨折など,これもなぜ距骨の骨折が治りにくいかとかよくわかります。最後にまとめ・口頭試問ですが実習中に先生の話をきちんと覚えていたら,後はくじ運で適当にのりきれます。貧乏くじを引いた人は,その場で気まずい雰囲気を味わえば良いだけです。六割こえればOKです。口頭試問は,内容的にはおそらく必要最低限なことがでていると思います。最後に,浅田教授が,「まあ,今のまんまやったらアカンな。もっと確実に覚えるように勉強しぃや」といって実習が終わります。基本的にいい先生が多いと思うので頑張ってください。

麻酔科についての情報はすでに出回っていますが,いくつか気づいた点を挙げますと

  • ペイン外来:設楽さんの資料を覚えておけばOK。先生は診察や処置のあいまに聞いてくるので,ヤバイと思ったらクリップボードに紙をはさんでおいてメモってるふりをしながら先生が背中を見せたときにこっそり見るといいでしょう。
  • 蘇生実技実習:非常にためになります。是非マスターしましょう。新藤先生,朝っぱらから元気です。
  • 口頭試問:律ちゃんの資料に+αが必要です。
    (麻酔4問,ペイン2問(担当患者さんに関連した問い),救急2問)聞かれたことを思い出せる範囲で書いておきます。
    • 全身麻酔:@キャニスターとは?A中身は?B役割
    • 小児麻酔:@小児の喉頭の位置(成人との違い)A小児の血圧
    • 筋弛緩薬:@2つに分類A脱分極型の例B非脱分極型の例
    • 気管内挿管:@スニッフィングポジションの説明
    • 持続硬膜外ブロックの時のカテーテルの先端の位置(=T1)
    • 星状神経節ブロックの合併症5つ
    • 心臓マッサージ:@手の位置A合併症B心臓を動かす力(直接,間接)
    • 熱傷:@重傷度の判定4つAバクスターの式
    • 意識障害:GCSの項目,点数,最低点(一番ヤバイ)
    • 脳保護療法:@静脈内麻酔の名前,脳波所見の名前
    口頭試問は落とすためにやるのではないと言われましたが,それでも緊張しました。
  • レポート:各自にテーマが与えられる。パソでやれば楽勝!

小児科

初日の月曜。
午前8時50分集合。
NICUにて症状の重い新生児を見る。その患児のうちで,双胎間輸血症候群である双子のカルテを与えられて1時間半自習,市場先生から質問を受けつつ,レントゲンによる診断・容体の変化に対しての対応などを教えてもらう。翌々日までの課題をいただく。12時ぐらいに終わった。

午後13時半集合。
外来にて,一歳児検診および未熟児のフォローアップを見せてもらう。生まれたときの体重が300gほど,2歳になる今でも2000gにしかならない子もいた。2時半ごろ終わった。

火曜日
午前9時集合。
病棟の教授回診。患者さんの所見を直接取らせてもらい,山野教授に英語で答える。
カルテをきちんと英語でかけるようにしましょうとのこと。厳しいけれどもきっちりと教えて下さり,とても勉強になった。個人的なことですが,髪の毛をきちんとといていないことは患者さんに不潔だと思われるとの指摘を受けました。大いに反省。これから学校にヘアブラシを持っていくようにします。途中の休憩で,病院の6階にてコーヒーをおごってもらっちゃいました。11時半頃終了。

午後13時半集合。
新宅先生。赤ちゃんの人形を使って,気管内挿管の練習をした。面白い。ERのグリーンやロスになった気分。30秒以内でやらなきゃいけないのでちょっと大変だったが。16時ごろ終了。

盛りだくさんでとても楽しいです。先生皆いろいろ教えて下さいます。
それじゃ今から黄疸のレポートをカキマース。(明日まで。)


小児科の報告をいたします。

・教授回診
いきなり患者さんの身体所見を学生が取ります。そして,それを英語で報告します。BSLの事前実習を復習したり,図書館に診察学習のビデオを見に行っておくと良いと思います。
・外来見学
3人の先生が外来で患者さんを診ているので,学生は任意の先生のところに別れて見学します。外来見学は何度かあるので,いろんな先生の外来を見学するのがいいのではないでしょうか。同じ小児科のDrでも,患者さんに対する説明の仕方,得意分野,学生に話してくれることがさまざまで,いろいろと参考になります。僕の場合,教授からは,親と子の心理的問題や不登校のことを,岡本先生(だったと思う。中国語と日本語を話せる先生)からは発達障害のことやアメリカの医学教育のことを,新宅先生からは国試のことを話していただきました。
・多田先生の循環器
心音と呼吸音をとりあえず予習していきましょう。
・倭先生の血液
ある症例についてデータが与えられ,診断をつけるといったことをやります。イヤーノートの後ろに載ってるような,血液検査値の意味を勉強しておいて臨むと,理解がスムーズだと思います。正常値もよく聞かれるので,余力があれば覚えましょう。
・脳波
ステップなどでアルファー波などの概念を復習しておきましょう。後,イヤーノートなどで,てんかんの種類によって波の形がどう違うかをみておきましょう。
・新生児実習
NICUで患者さんの容態についての申し送りを聞きます。国試小児科学の総論などで,子供の発達過程,バイタルの正常値,アプガースコアなどを勉強しておきましょう。余力があれば新生児疾患も。
・カンファレンス(症例検討会?)
小児科の山です。第一週目の水曜日は,Drの発表を見るだけですが,第二周目の水曜日には自分たちが受け持った症例について発表します。準備として,患者さん(あるいは保護者)に病歴を聞いたり,Drが身体所見をとるのを見たりするので,事前に何を知らなければいけないかを考えておきましょう。ちゃんとメモを取らないと後で分からなくなってしまうので,(僕は結構困りました。)大き目の紙に,あらかじめ質問項目を書いておくと良いと思います。その他の情報はカルテを見て得ますが,分からないことが次々と出てくると思います。自分で考えるよりも,どんどんDrに質問するほうが良いと思います。治療方針や診断の根拠,患者さんの裏話など,カルテには書いてない情報がたくさんありますし,いろいろと掘り下げて教えていただけます。後,カルテに載っている薬は一般名ぐらいは調べておきましょう。臨床講義でもらった茶色の辞典が役に立ちます。

全般に小児科のDr。はみんな教育熱心です。時間割がしっかりしていて,ほったらかしにされることはないです。質問すればどんどん答えてくれます。

予習としては,とりあえず国試小児科学の 1,2,5 章(成長,発達,診断・治療)をやっておきましょう。小児科は範囲が広いですが,ここはどこへいっても関わってきます。僕の場合,直前の二日に慌てて詰め込みましたが,基礎知識として役に立ちました。

教科書は,服部先生は「ネルソン」という小児科の教科書を教えてくれました。小児科のバイブルらしいです。


さて,小児科でやることを大ざっぱに挙げますと

1.NICU「新生児集中治療室」実習
新生児管理についての講義など
2.教授回診
患者さんの身体所見を取ってそれを英語で教授に言う。(詳細は下記)
3.外来見学
腎外来,神経外来,教授外来etc.
フンフン(別名ブヒブヒ=松岡先生)以外の先生ならOK。フンフンは患者さんにえらそうにするし,学生に命令するくせにあんまり教えてくれへんらしい。外来は患者さんとの接し方など参考になるし,色々な症例が見れるので面白い。
4.各先生の講義
・山野教授:呼吸器感染症,腎疾患,発熱の鑑別
・多田先生:心音,呼吸音について(詳細は下記)+心エコー実習もあり。
・倭「やまと」先生:診察所見,検査値,画像からの診断。
5.カンファレンス発表
小児科のヤマ。症例を与えられて2人(or3人)組で調べて2週目の水曜日に発表する。一週目は見てるだけなのでそれを参考にするといいでしょう。なお,これがあるのでレポートはありません。
※教授回診について
患者さんの診察をして教授に所見を英語で言います。注意点は服装,髪の毛を整えていくこと,所見がわからんかったらわからんって言うこと(わからんのに適当に言うと詐欺師とかペテン師呼ばわりされます)見るべき点は以下に挙げておきます。基本的には異常がない子が多いのですが,異常がある子もいてるので,その時は日本語で言うと英語を教えてくれます。(ex.skinが乾燥して発疹ができてる,口腔内に白斑がある)
  • skin:moist
  • conjunctiva「結膜」:(not) anemic「貧血」/(not) icteric「黄疸」/(not)injected or redish「充血」
  • eye movement:normal
  • throat「咽喉」:(not)redish「充血」
  • tonsil「扁桃」:(not)redish「充血」/(not)swelling「腫脹」
  • cervical lymph node「頸部リンパ節」:(not)palpable「触知」/(no)goiter「甲状腺腫」
  • heart sound:no murmur/regular
  • respiratory sound「呼吸音」:clear
  • bowel sound「腸蠕動音」:normal,ordible
  • abdomen:soft & flat/no mass「腫瘤」
  • liver:(not)palpable「触知」
  • spleen:(not)palpable「触知」
  • マックバーネーサイン(虫垂炎):(-)
  • neck stiffness「頚部硬直」:(-)
  • ケルニッヒサイン:(-)
※多田先生の講義について
多田先生は小児科の講義で循環器をしていた先生です。(学生のことをやたら先生と呼ぶ)
1週目の火曜日に第一ラウンドです。この時は呼吸音,呼吸雑音,心雑音について聞かれます。添付した資料(by ICR)を参考にして下さい。(なお,今回は図があるのでWORDファイルで送りますので開けない人は同じ斑の人か誰かにコピらせてもらって下され)また,何科に行くか聞かれるので決めていないと言うと不機嫌になるのでどこでもいいから言いましょう。ただ,内科って言うて上記の質問に答えられへんかったら「内科行くのに何でこんなんもわかれへんねん!?」って言われます。後は雑談です。
第2ラウンドは2週目の心エコーです。(曜日は忘れた)エコーの前に心音を聞かされて所見を言わされるのですが,間違っててもいいから自分なりの所見を言いましょう。よくわかりませんって言うと「なんでわかるまで聞けへんねん!?」と言われます。心雑音はけっこう聞こえました。エコーの後は心奇形(VSD,ASD,PDA)について血行動態(どこにシャントがあってどこに容量負荷,圧負荷がかかり,結果どうなるか?)について聞かれます。また,胸部X-Pを見ながら異常箇所を聞かれてなんやかんやあります。臓器別講義の時は嫌な先生やと思ってたけど,今回の実習ではけっこうわかりやすく教えてくれるのでいい先生やと思います。(ただし,先生の考えている「基本」がわかってないとヤバイ)

他の先生はフンフンを除いてはいい先生ばっかりです。フンフンはカンファレンスの時も嫌なつっこみをしてきます。グラサンをかけていると,どこかしら金正日(北朝鮮の支配者)に似ています。全体的にはカンファレンスの準備を除いてはそんなにしんどくないし,楽しいと思います。

産婦人科

産婦人科は御承知のように産科と婦人科に分かれています。

まず婦人科についてなのですが,婦人科は月曜日がもっとも大変で,初日なのにいろいろやることがあるのでちょっとゲソッとなってしまいますが週末に行くにつれて楽になって行くような気がします。月曜日は超音波実習と教授回診,カンファレンスがあります。超音波実習は実際の患者さんに対して超音波をとります。画像の知識がそんなになくても,そのときに先生が教えてくれるので,そのときにしっかり聞いておけばいいです。それでも予習しておかないとちょっと不安だという人は,子宮筋腫なんかの画像を予習しておくとよいかと思います。教授回診の前には自分の割り当てられた患者さんについてプレゼンテーションでどんなことをいうか考えないとダメなのですが,これは研修医の先生が教えてくれます。カンファレンスも同様のことをいいます。火曜日と木曜日はオペの見学です。大変さは自分がどんな患者さんに当たるかということにかかっています。午前中の人とかに当たるとわりと楽なようです。水曜日と金曜日はは術後回診や何やかんやで結構楽です。

次に産科についてなのですが産科はお産待ちが結構退屈です。お産の見学が楽かどうかもその人が難産か安産かによって変わって来ます。お産のほかには帝王切開や,産科外来,母親教室,超音波を見学します。産科は最初の日に質問集と予習事項というプリントがわたされます。これは最終日のまとめの時に先生と一緒にやりますのでそのときまでに,お産の待ち時間などを利用してといておくといいでしょう。お産の待ち時間はカンファレンス室で過ごします。

以上のほかに,助教授の講議と川村先生の講議があります。石河助教授の講議は予習は多分無理です(何をするかわからないので)。ほかの先生の講議では自分の患者さんの病気に関していろいろきかれるので,ちょっとは勉強しておいた方がいいようです。

ほとんどの先生はすごい親切で,空き時間になると注射とか糸結びなどを教えて貰えます。産婦人科についてはこんな感じです。


分娩室での出産と,OPE室での帝王切開による出産,それとエコーを見たら,さっさとおさらばしましょう。もちろん,アンケートでの充実度は"なし"です。

外来

午前診で約30人を診察しますが,はっきり言って学生は全く相手にされません,というか中井先生にメンチ切られました。とりあえず壁に張り付いてエコーを見てました。質問をできる雰囲気ではありません。

先生

出産グループと不妊グループに分かれています。先生の絶対数が少ないです。いい先生もいますが,それはごくごく少数派。根性ひん曲がってます。カンファレンスルームの雰囲気は最低最悪です。口をきく気にもなりません。萎えます。ブルー入りまくりです。

山枡先生
産科の学生係です。まあ普通のいい先生です。普通に教えてくれ,普通に話ができます。
中村先生
不妊グループの先生。口は悪い("なにゆうとんねん,あほか"が口癖)が親切な先生です。 色々教えてくれました。
ノイ
硬テの三杉先生 (この先生がいてくれなかったら泣きをみてたでしょう)。大阪医大から西原先生と月岡先生。ノイの先生はいびられまくりです。見ていていたたまれなくなります。

ここからは印象の悪い先生方です。学生を完全にゴミ扱いしてくれました。あんな医者になっちゃだめですね。荒んでます。

西尾先生
おばちゃん先生。長い間大学に残っているとこうなるのでしょうか?ゴシップ好きのばばあ。はっきり言って感覚が麻痺しています。中絶した胎児をモノ扱いしてました。目を背けたくなる行為でした。自分の気に入らない助産婦を"ゴミ"呼ばわり。
中井先生
奇声を発する先生。最近車で人身事故を起こし精神的に不安定か?とにかくいらいらして います。口をきかないのが賢明です。カンファレンスで中絶した胎児の報告を聞いて,担当したノイの先生に"Apgarはなんぼや"としゃれにもならん言葉を発してました。
峯先生
きもい,いたい,さむいの三主徴がそろった 6年目の女医。後輩の女医をいびり,男の先生に猫撫で声でこびる。某先生曰く"何人の女医さんが泣かされてきたことか"。学生は完全無視。特に女の子は目を合わせないのが賢明でしょう。

分娩室

ここのカンファレンスルームでひたすらお産待ちです。勉強道具一式持っていきましょう。途中ではけても全然OKです。たまたま人工授精のケースと人工中絶のケースを見ました.人工授精は市大では年間40例ほどなので一ヶ月に3,4例あるかないかなので見れたら見ておきましょう。

実習

エコーの実習がありますが,よからぬ噂を先生からも聞いていたので,行きませんでした。どうせ外来で見れます。


こちとら産科に行っていますが今日(水曜)は最悪でした。まあ,基本的にはお産待ちなので暇なのは仕方ないのですが,今日は朝から妊婦のエコー検診ということで見学しましたがオラがついた峯(←多分この漢字)という女医は,もう何と言うたらいいか…。一人目の患者さんの時,奴は患者さんと雑談しながらエコーを進め,最後に患者さんにエコーの画面を見せてここが頭だのここが背骨だの手だの足だの説明するばってん,オラには何の説明もなかった。オラも人づてにはこいつの噂を聞いていたのでまあこんなもんかと思って適当に出ていこうかなと思ってると一人目が終わったとき奴はボソボソと「…次の患者さんが終わったら…説明するから…」と言ってきたのでこちとらも期待して二人目,三人目と見ていましたが奴の態度は何ら変わらず一人目と同じまんま。昼の12時まで 5〜6人の検査をしている間,オラは無言で立ちっぱなし…で,最後の患者さんの検査が終わり,今から説明してくれるのかと思いきや奴の口から発せられた言葉は!?「は〜いお疲れさま〜」などとぬかしてきやがった!!オラは辛抱たまらん気持ちを抑えて「お疲れさまでした。」と言い返したが,怒りで舌が回らんかった。こんな奴が学生の相手をするなんて=B。もうこれ以上は愚痴ばっかりになるので書きません。


今回は産科について報告いたします。産婦人科は二人ずつ(三人の斑もある)に別れて産科と婦人科を一週ずつまわりますがオラ達は産科が先でした。産科でせなあかんことは基本的には自然分娩,帝王切開の見学,最初に渡される質問集と予習事項で,あとは妊婦検診,エコー見学,母親教室などがありますがこれらは行かんでもいいでしょう。(エコーは担当医師が峯に当たらんかったら行ってもいいかも)

前にも書きましたが基本的に分娩病棟のカンファレンスルームでお産待ちなので暇つぶし,勉強する本などは必須アイテムです。別に産科以外の勉強をしてもOKです。

先生の紹介を致しますと

山桝先生
BSL担当の先生。やさしいし,質問にも丁寧に答えてくれる。
中井先生
狸(某H氏が命名)。カンファレンスルームが禁煙なのにロングピース(けっこうきついタバコ)をスパスパ吸う…煙い。変な咳を連発する。たまに親切になる。
西尾先生
産科カンファレンスで研修医をいじめるらしい(オラ達の時は中止)けどそんなに悪い人でもなさそう。エコーでは一応説明してくれる。
ポニーテールの奴。医師同士の会話では猫なで声でしゃべる。きもい。学生に教える気ゼロ。無視していい。こいつも産科カンファレンスで研修医をいじめるらしい。

実際に接するのは上記の先生です。(約1名,先生と呼ぶには不適切な奴も)


婦人科は月曜日だけチャメチャメ忙しいのですが火曜日以降は竜頭蛇尾って感じです。大体は前に報告のあった通りです。

月曜日は朝一番に患者さんのエコーを取り,その後すぐに患者さんの割り当て,昼からの教授回診のプレゼンに向けての予習,昼は教授回診でプレゼン,5時からの病棟カンファレンス(OPE出し)のプレゼンに向けての予習,5時からプレゼン。といった感じです。火,木は手術見学で,朝OPEは8:40にOPE室集合,昼OPEの場合は朝は術後診察の見学で9:30に14F東集合です。水,金は基本的に9:30に14F東です。終わるのは月曜はカンファレンスの進行度合いにもよりますが,学生の発表が終わるとそのうち帰らせてくれます。(大体7時ぐらいにはなるかも)その他の曜日は大体5時ぐらいで帰れます。

予習事項としては担当患者さんの病気にもよりますが子宮筋腫(多い),卵巣嚢腫,子宮頚・体癌などの病態,組織分類,進行期などを勉強しておくといいんじゃないでしょうか。金曜日にある病理講義は子宮頚・体癌の組織型,staging,などけっこうつっこんだ内容です。(有力な情報によると担当の川村先生は卒試にもよく出すらしい)石河「いしこ」先生の講義は雑談程度です。ただ,梅咲先生の講義は担当した症例について主訴から始まって検査法,検査結果,治療法などかなりつっこまれるのでその前にある程度まとめとくといいでしょう。産科の誰かとは違って婦人科の先生は面白く,親切な先生ばっかりです。少なくとも質問すると丁寧に教えてくれます。

以外と暇になるのですが,婦人科病棟はカンファレンスルームがなく,ナースステーションにおらなあかんので,いづらくなったらどっか行ってもOKです。おらんかってもどうってことなかったです。眠たかったらむしろどっか行きましょう。寝てると後ろから看護婦の誰かにカルテのファイルでしばかれて「寝るんやったらどっか行け!」って言われます。**がやられました。(どの看護婦かはわかれへんかったらしい


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