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更新日:2022/2/3

2000年度BSL資料 外科系診療科

★作成時点での情報・記事であり,最新の情報ではありません。

第1外科

1外外来実習はありません。基本的に外科は紹介なのであまり見ても意味がないだろうということだそうです。

教授

平川教授:学生とのつきあいを無上の喜びとされているそうです。機会があれば,昼食に誘ってくださいます。回診でも画像を解説してくれます。つっこんだ質問はしてきません。

先生

学閥がなく,おもしろい先生が沢山います。要チェックとなるような先生は皆無です。まあ,いってからのお楽しみ。先輩の話を聞いても,最も雰囲気の良い科の一つだそうです。

西野先生
最初のガイダンスであいます。
石川先生
OPE出しの後,昼食に誘ってくれます。興味深い話が沢山聞けました。ちぬ釣りが趣味。この先生のOPEは必見。
西口先生
OPEが大好きな感じの先生。
平川先生
BSLまとめの時の先生。
沢田先生
親父ギャグ。
山田先生
学生にいろいろと教えてくれます。上の学年の人にも評判がよかった先生。
前田先生
オーベン。
松村先生
飛ばしてます。4年目の先生。サッカー部のOB。
中澤先生,豊川先生
4年目の先生?病棟での処置についていっても全然OKです。質問には丁寧に教えてくれます。
ノイ
計6人,サッカー部の張先生,木村先生。水泳部の永原先生,ラグビー部の川尻先生。他大学からは畑間先生,已野先生。

オペ

3〜4時間が多いです。いろんなOPEがみれるように計画するとよいのでは。食道癌,膵臓癌のOPEは長いです。

プレゼン

大平先生と1対4で行います。あたっている疾患の基本的な知識(YNレベル)は勉強しておくとよいでしょう。プレゼン後ははんこ押し大会。

OPEが無い日は基本的に暇です。全くもって暇です。楽しようと思えばいくらでもできます。先生を捕まえて雑談してみるのもよし,勉強会のための勉強でもしてもよいでしょう。


誰もが言うように「1外は楽しい」です。ほんとに。学生が居場所に困るというようなことは一切感じられませんでした。先生方ひとりひとりとても個性が強く,共通してとりあえず面白い。性格はもちろん,顔立ちもみなさんすぐ覚えてしまえるほど個性的。1外でトレンディードラマでもつくれそうな勢いです。

感想は1つ前のグループの感想とほぼ同じですが,ひとつ訂正があるので言っておきます。月曜日に抄読会という英文を読む勉強会が6時からあるのですが,それはだいたい7時ごろに終わります。他の先生たちは7時を過ぎてもまだやっているようなのですが,私たちは7時で返してくれます。用事があるなら先生に言っておけば(言ってなくても!?)抄読会じたい行かなくても平気です。みんないなくなるのはかなり感じ悪いですが。

何をすればいいかは外科ということもあって,やはり手術を見ることに重点おけばいいと思います。でも,行ってみないとどんな病気の患者さんにあたるか分からないので,あらかじめ準備しておくことはないといってもいいくらいです。行ってから術式なり疾患について勉強すればOKです。そうとはいっても,Bormann分類,早期胃がん分類,潰瘍性大腸炎とクローン病の違いくらいは知っていた方がいいかもしれません。でも,勉強会で消化器をやっている人はそれで十分です。外科では,術前処置・術中所見・術後処置が大切だそうですが,自分で考えても分からないので,どんどん先生に聞きに行きましょう。

あと,私は内間先生という人についたのですが,すごいよかったです。他の先生方も誰がどうということはなく,みんな親切です。特に私が気に入った先生は助教授の石川先生。木曜日の回診の後にきっと昼食にいけると思うのですが,その先生の少年っぽさといったらないです。人生を本当に楽しんでいるというのが伝わってきて,昼食を食べ終わった後はしばらく幸せ気分にひたらせてくれました。その先生は,「君たちはいい時期に医者になったな」と言ってくれました。腹腔鏡,胸腔鏡を用いたロボットによる手術が21世紀には確実にできるようになるといいます。外科は将来があまりないとかよく言いますが,その先生と話していると,そんなことはないように思えます。医療ミスについてあつく語っていただいた泌尿器科の岸本教授と全く逆のことを言う先生だと思う一方,うちらはその2つの両面をかかえて医者になっていくんやな,と思いました。

ということで,毎日お弁当をもってきている女の子の方々,せっかくもってきたお弁当はもったいないと思っても,先生と一緒にお昼に連れて行ってもらいましょう。きっと何かいいことがありますよ。

最後に,手術はたくさん見たほうがいいですね。手技を学ぶという点だけでなく,オペを見ることでいちばん1外の雰囲気がつかめると思います。特に,大平先生とか澤田先生とかが入られている手術。吉本新喜劇好きの私にはたまりませんでした。

ネタはここでは披露しません。行ってからのお楽しみです。


皆の衆こんばんは,1外です。(←って誰やねん!?)BSL一日目はいかがだったでしょうか?

さて,1外のFirst impressionですがけっこういい感じです。先生たちは基本的に学生に対して協力的ですし,教授回診の時も学生優先で平川教授の真横について教授から色々と説明してもらえます。あんまり難しい質問はされませんでした。(ラッキー!!)学生は一人ずつ助手の先生につくのですがオラの面倒を見て下さる小川先生はきゃなし面倒見のいい先生で忙しいながらもなんやかんやと気を遣って下さいます。

月曜日は夕方6時から英文抄読会(←多分こんな漢字)とクリニカルカンファレンスが有るので帰りはけっこう遅くなるでしょう。7時ぐらいになるそうです。(今日は英文の方だけやったので6時半で終わった)OPEは火,金なので見学するOPEの内容によっては当たり前ですがこれまた遅くなるでしょう。(明日の食道癌のOPEの予定は9時〜20時!!)

また何かありましたら随時発信いたします。今日はFirst impressionということでこれにてゴメン。


皆の衆,毎度1外です。

火曜日はOPEで,オラは潰瘍性大腸炎の大腸全摘+回腸−肛門吻合やったんですが,術野のすぐそばで先生と肩が当たるぐらいの距離でじっくり見れました。時間は9:30〜13:30ぐらいでした。ちなみに食道癌は6:30までやってたそうです…。OPE中は立ちっぱなしなのでけっこうしんどいです。でも見てておもろかったです。1外は火,金がOPEで2週間やから計4回見ますが2,3回目のOPEについてレポートを書きます。今日(水)は朝,上部消化管の内視鏡,昼から大腸ファイバー,乳房&甲状腺のエコーの見学,あと練習用の模型を使って内視鏡の操作を教えてもらいました。けっこうむずいです。なかなか奥に進んで行けへん…。あと,当然ですが自分が担当した患者さんの疾患について質問もされます(ex.大腸の支配動脈,UCとクローン病との違い,UCの重症度分類)(←移動中とか待ち時間に突然!)。けど,答えられへんかっても親切に教えてくれます。


皆の衆こんにちは。1外です。BSL1発目の科も明日で終わりですがいかがだったでしょうか?

1外のまとめは2週目の木曜日にあります。以前書いた通り火,金がOPEで,2,3回目のOPEについてレポートを書きますが,そのうちのどちらか一つについてプレゼンテーションをします。講師の大平先生が担当で,色々とつっこまれます。でも,答えられへんかってもすぐ教えてもらえます。(先生がプレゼンの途中で何かメモしてたので評価は下がってるかも)

また,木曜日は午前に教授回診&OPE出しで,そのまま教授+助教授の石川先生+学生で昼飯です。平川教授はけっこう話好きなので楽しいです。

とまあ,一外についてはそんなところです。

第2外科

今週は慣れもあったのか,比較的リラックスして実習に望めたと思います。義務は月曜・水曜の手術見学と火曜・金曜の教授回診・カンファレンスです。それ以外は直接指導していただく先生(僕の場合は藤原先生)のご意向で主に患者さんの診察を見学させてもらいました。僕の場合は肝臓グループだったので肝細胞癌についての知識と肝臓の解剖は復習するのにいい機会でした。ひとまず,自分が属したグループ(その他,消化管・心血管・乳腺・肺・小児)で受け持った患者さんの病気とそのグループの手術を見学する上で必要な解剖は勉強しといた方がいいと思います。(聞かれて答えられなかったからといって,むちゃくちゃ気まずくなるという訳ではないのでほどほどでいいと思うけど…)レポートと履修手帳のはんこは普通にやってたら no problem。レポートは 1 週目のカンファレンスで受け持ち患者さんの症例報告をきっちりやっていれば(これが結構大変!)その内容を書いて,少し教科書で調べるだけだし,はんこは 2 週目の最終日に 2 週間分まとめてもらえます。


第2外科は肝胆膵,消化器,心臓,乳腺,肺縦隔,小児の6つのグループに分かれていて,初日に好きなところを選ぶことになります。ひとつのグループに一人というのが望ましい感じなので,全員ばらばらのグループにつきました。

基本的に手術は月,水で,火(17時〜18時過ぎくらい),金(8時〜9時過ぎくらい)に手術をする症例のカンファレンスがあります(これは全グループ共通)。

月曜日の外来,火,金の教授回診では色々と質問されましたが,木下教授は温厚な方なのでそれほどビビる事はないと思います。

金曜日の朝8時からのカンファレンスで,自分の受け持った患者さんの問診,診断,検査,行う手術等について発表しました(いつもそうかはわからんけど小児は2週目の火曜日発表)。結構教えてもらえるとはいえ,これは結構しんどかった。

僕は心臓グループにつかせてもらったので,そこの印象を話しておきます。今週は,月,水,木と3回手術がありました。見学することになるのですが,実際に近くで見せてもらうことはほとんどなく,ひたすら手術室内のモニターを見ていました。やる手術は弁置換or形成術,冠動脈バイパス術がほとんどなんだと思う。手術時間はだいたい5-10時間くらい。手術室の温度を20度くらいまで下げるので冷え性の人はつらいかも。でも昼休みは飯食いに出させてくれたし,夕方も5-6時くらいになったら帰っていいといってくれました。また,2外の他のグループの手術を見に行ってもいいようです。あとやったことといえば,心エコー検査の見学,糸結びの練習,受け持った患者さんの問診と診察(あんまりできんかったけど…)くらいかな。面倒見はむちゃくちゃいいとはいえんが,聞いたら親切に教えてくれます。


第2外科BSL(肝胆膵)で今週やったことを書きます。参考にして下さい。
ちなみに,第2外科BSLは6つのグループ(肝胆膵・消化管・心血管・乳腺・肺縦隔・小児)に1人1人がわかれます。僕は肝胆膵になったので第2外科肝胆膵グループのBSLについて書きます。

月:BSLの心構えと,手術における手洗い等の清潔操作について教えてもらいました。その後,肝の血管筋脂肪腫の外科手術を見学しました。珍しい症例だったらしいけど僕にはその珍しさが分かりませんでした。清潔操作をした上で手術見学に望んだので,ただ突っ立っているだけでした…。(変に動き回ると不潔になるので。)

火:直接指導していただく藤原先生を紹介していただきました。朝は受け持ち患者さんのカルテの分からないところを調べたり聞いたりしていました。昼からは教授回診とカンファレンスがありました。怒涛の勢いで教授が第2外科の患者さんを診察していく姿に「プロ」を感じました。この時に触診・聴診をさせてもらったり質問をされたりするけれど,質問をされて分からなかったとしても黙りこまなければそんなに気まずくはなりませんでした。

水:腹腔鏡下胆嚢摘出術を見学しました。この時の見学は清潔操作をしなかったので近くでは見れなかったけど,モニター画面を見ながら外まきからチョロチョロ動き回りながら見ることができたので,月曜日よりは楽でした。

木:藤原先生に金曜日のカンファレンスで受け持ち患者さんの症例報告をどのようにし
たらいいか教えてもらいました。1字1句丁寧に教えていただいたので家に帰ってからはメモの清書に努めるだけで,本をひもといて調べる必要はありませんでした。

金:火曜日のカンファレンスは聞いているだけでよかったんだけど,この日のカンファレンスは自分で症例報告をしなければなりませんでした。藤原先生に丁寧に教えていただいたので何とか様になりました。その後は来週の月曜日に予定されている受け持ち患者さんの手術を図書館で調べたり,休憩室にいる先生をつかまえて聞いたりしていました。(休憩室にいる先生は質問すれば丁寧に答えてくださるので大変ありがたかった。)

以上のような感じです。手術の見学が長引いたり早く終わったりと予測不能なのと,症例報告の準備が大変なくらいであとは自由がききました。それと自分が所属しているグループのことはそれなりに分かるけど別の人が所属しているグループの内容は難しく感じました。


第2外科のBSLにあたって、特に予習はいらないとおもいます。皆さんのいろいろな情報を聞いていると、第2外科はつくづくカリキュラムがないなあ。と思いました。基本的に、授業があるわけではなく、何時まで拘束される訳でもありません。教授と面談があるわけでもなく、勉強も必要ありません。

外科らしく、活気があると思いました。体育会系のノリでいい感じでした。当たり前のことですが、挨拶と、お礼、はっきりした受け答え、先生の名前を覚える等という事は、常識的に行いましょう。先生方は、親切にしてくださいました。ちなみに僕は消化器グループに参加しました。食事にも誘っていただき、めっちゃうれしかったです。外科医の仕事がどんなものであるかを知ることができ、大収穫でした。この二週間でたくさんのことが学べました。

さしあたって覚えておくべきことですが…
第2外科は6グループに分かれています。それぞれのグループの通称です。
(ドイツ語なだけですが…)
消化器グループ…マーゲン
呼吸器…ルンゲ
肝…
心臓…ヘルツ
小児…
乳腺…マンマー
ごはん…エッセン


ポリクリが始まって気づくことがあります。それはいろいろな用語についてです。カルテに記載されていたり,先生同士が話していたりする言葉の中には教科書には載っていないような隠語や略語がでてきます。また昔の独語教育の名残からくる言葉などでチャンポンになっていたり。

どーでもいいことではあるんですが,こういうことは非常に気になるたちなので,ちょいと調べてみました。

カルテの記述

Dx. diagnosis(診断)の略
i. v. intravenous(静注)の略
p. o. peros(経口)の略
n. p. no particulars(特記すべきことなし)の略
MK これは外科系で多いと思いますが,K とは独語でクレブス (癌) の略です。Mだと以前誰かが書いてましたがマーゲン (胃) です。だから胃癌。他にもGBKだと胆嚢癌等々。中にはマーゲンキャンサーなんてチャンポンでいう先生もいました。

医者の隠語

ポリクリBSLのことですが独語でpoliklinikだそうです。本来は外来という意味。
オーベン・ネーベン独語でoben(above),neben(beside)。上の先生,サブの先生といったところですが,指導医のことですね。
ベシュライバーbeschreiber(writer),オーベンや教授が口述する診察内容をカルテに記載する人のこと。病理部にいったときに聞いた。
トミー-tomy(切除術)のこと。外科系で聞くのでは。
アナムネ隠語ではないですが,英語のanamnesisのこと。本来は既往歴ですが,拡大解釈で問診となっているのではないでしょうか。
ムンテラ独語のmund-therapieの略。医師が患者に診断,治療を説明する行為。ムンテラの際にインフォームドコンセントを得る。

とりあえずはこんなところでしょうか。何事も形からということで。


第二外科の消化器グループについて,少し書きます。他の人のレポートと被る部分もあると思いますが。

第二外科には,一応アバウトな時間割が渡されますが,一日目の教授外来と,火曜日・金曜日のカンファレンス以外は,放し飼い状態でした。どこのグループを選択するかで,大分充実度が違うと思います。基本的に受け持ち患者さんのカンファレンスでの発表とその手術見学をすれば,OKみたいな感じでした。カンファレンスも,先生が懇切丁寧に(風邪で点滴をうちながら,3時間半も…・)教えてくれるので,楽勝です。自分で勉強するより,楽しいしはかどります。僕は,食道癌の症例に当たったんですが,結構勉強になりました。

先生は,カッコよくて一見取っ付きにくい感じなんですが,おもろい人が多いので,手持ち無沙汰のときは,突ついてみると楽しいです。あと,他の学校出身の先生が多いので,他の学校の話など聞かせてもらえて結構ためになるかもしれません。


僕は小児グループを選びました。多分行こうという人は少ないでしょうが…。

まず,この大学には小児外科の先生は大野先生(助手の先生)しか居ません。従って,大抵,扱う疾患はありふれたモノばかりです(注。僕の時がたまたまそうだったのかもしれません)。で,どんな疾患が多いかというと,いわゆる内(深)ソケイ輪ヘルニア系の疾患です。故に,手術時間が短いの何の。最長が2時間(準備時間込み),最短が1時間(実際の手術時間はおそらく20分)。まあ,僕の時は,一人だけ肝臓疾患の子がいて,それは肝臓グループの先生と合同で六時間ぐらいでしたが。だから,月・水の朝は手術,終われば入院患者の診察・処置,新入院患者の診察,後の曜日も第二外科のカンファレンス・教授回診以外は同じです。剰りにもすることが無くて,小児外科の手術手技ビデオを見させられた位です。大野先生の取っつきにくさを別にすれば,外科系の中ではメチャメチャ楽な方ではないでしょうか?まあ,子供の泣き声が鬱陶しいという人には勧めませんが,小児外科に興味のある人には,メジャー疾患が多くてわかりやすいし,研修医の先生もいい人です。しつこいようですが,たまたま僕が楽だったのかもしれませんので,安易に選ばないでください。

それと,心臓グループを希望する人は,メチャメチャやる気を見せないと相手にされないそうで,それでも無視されるときがあるみたいです。心臓グループの研修医の先生曰く「1年目は医者扱いされない,まして学生は…」だそうです。だから,僕は選びませんでした。


今回は第二外科の呼吸器グループについて報告します。

第二外科にはヘルツ(心臓)とマンマ(乳腺)とルンゲ(呼吸器)と消化管と肝臓と小児の6つのグループがあって,ひとりづつになるようにわかれてどこかに入るのは,もう知ってると思うけど,私は今回,呼吸器に行って,そこのことを書いてる人がいなかったので,報告します。そんなにたいそうことは書けないですが…。

呼吸器は一言で言うと<忙しい!!!!>助手か講師クラスの先生が1人(井上先生)と仕事のできる先生が2人(西田先生と河田先生)と研修医1人(私が行ったときは水口先生,2ヶ月でローテーションしてる)の計4人しかいない!!この4人で20人弱の患者さんを担当しないとだめやから,大変なことこの上ない!!それに扱う疾患は主に原発性の肺癌と転移性の肺癌の2パターンしかない。ここまで言うと,呼吸器に行くなんて,バカじゃんと思うかもしれないけど,忙しい分,BSLの手も時々借りてくれるから,手術中とかでも,いつも清潔になれる(ならされる?)し,糸結びとか糸結んだ後の糸きりとかはドンドンさせてくれた。術野も広いから,見やすいし!先生もいけていて,やる気を見せたら,いやな顔せずにいろんなことをさせてくれるから,本当に楽しかった!

第二外科では,同じ班の人たちも大体(笑)それぞれ行ったところで満足してたから,どこに行っても楽しめること間違え無しだと思います。やる気があって,ちょっと肺にはまってみようかなと思う人がいれば呼吸器に行ってみてもいいかも!サボろうと思えばサボれると思いますが,せっかくかまってくれるので,第二外科でそれをするのはちょっともったいないかもしれません。←これは私の独断の意見です!そんなに気にしないでね。

脳神経外科

こんにちは,脳外科です。
月,木は7:30〜,他は8:00〜毎朝カンフアレンスがあります。暗く,とても暑い部屋で行っているので,薄着をおすすめします。だいたい,1時間半ぐらいあって,その後,回診にぞろぞろとついていきます。その後,午前中はその日の担当の先生による授業っぽいのがあります。そして,午後は基本的に個人で担当の患者の診察を行い,カルテに書きます。なので,早く帰ろうと思えば,帰れます。しかし,担当の患者は,5人もあてられるので,なかなか思うように進まず,遅くまで残ってやることになります。(病棟の消灯は,10時なので,いくら遅くてもそこまでですけど。)今のところ,9時までかかった日があるました。
以上の,1日は,オペにあたらなかった日の流れです。

オペにその日あたった人は,だいたい朝10:00〜から始まります。そして,お昼ぬきで,17:00か18:00ぐらいまでかかっています。山崎さんは,簡単なオペで午前中に終わっていました。私は,オペが来週で長そうだと言われてます。また報告します。

脳外科に行く前に勉強しようとおもってる人は,脳腫瘍,脳神経(走行とか,働きとか),神経学的所見のとり方をやっておくと,1週目はすんなりいくのでは,と思います。

2週目は,朝のカンフアレンスで一人ずつ,一人の患者についてプレゼンします。


脳外を振り返ってみると、本気でやろうと思う人には大変勉強になる科だと思います。

まず、受け持つ患者さんの数が4人または5人で(この一人の差っていうのは新入院の患者さんで当たる人もいれば当たらない人もいます。)この数は脳外特有らしい莫大です。まずしなければならないことは、患者さんの神経学的所見を取り、システム・レビューを作ること。この書き方はカルテをみると前の人が書いたのがあるのでそれを参考にするといいと思います。この所見をとるとかなり後が楽になります。というのも後は、毎日の患者さんの状態を、S,O,A,Pの順で書いていくだけなんです。あと、オペが入った日っていうのは、それだけでもう体がぼろぼろになると思うんで早く家に帰って寝ましょう。

松岡さんのメールにもあったように月曜と木曜が朝の7時半から。後の日が8時からです。7時半からの方は、カンファレンスルームで患者さんのフィルムを見ます。この部屋はとにかく暑いので寝ないよう薄着で行った方がいいと思います。実際教授に怒られました。担当患者さんのフィルムを特にしっかり聞いておくと後々の最後の教授のまとめの時に有効です。はじめの方は、英語かなんかで専門用語を使われてわけがわからんけど4日5日経つとなんとなくここが悪いんちゃうんって分かるようになります。この英語を覚えると教授の印象がアップします。僕がそうでした。教科書は、チャートでは結構きつかったです。標準もなかなかつらいところがありました。こういうところは、昼まで担当の先生の授業があるのでそこでふんばって聞くといい感じになります。神経学的所見のとりかたから腫瘍の頻度まで…。

足が棒になるけどお風呂で毎日もみもみして乗り切ってください。


さて,脳外科情報です!アテにならないかもしれませんが参考程度に聞いて下さい。先輩から脳外はしんどいしんどいと聞いていましたが,教授もかわって,何もかも変わったみたいで,かなり楽になったとおもいます!今から振り返ってみると,要領よくやればかなり早く帰ることも可能やったし,勉強にもなると思います。

4にんの患者さんを割り当てられますが,本当にきっちりと神経学的所見から現病歴から何から何まできっちりとらないといけないのはプレゼンテーションをする一人だけです。患者さんの割り当て表の一番目の人がプレゼンテーションをする人です。のこりの3人の患者さんについては毎日(?)様子を見に行き,カルテにs,o,a,pをかいていき,そこらへんにいる先生にみせてサインをもらえばいいのですが,このs,o,a,pってやつがけっこうややこしくって,いつも訂正されます。とくにaのアセスメントがやっかいで空白にしたこともありました…あ,あとやまぐちさんからのアドバイスです。カルテには精神科にいっていたなごりで心理的な評価をかいてもウケけませんよ〜(:;)う〜ん,あくまでサブジェクトには"JCS10"とか"WBCがいくら"とかでないとアカンらしいです。

質問すればいつも丁寧におしえてくれはるのでどんどんききにいくといいとおもいます。患者さんの処置にもどんどんついていって,いろいろやらせてもらうといいとおもいます。看護婦さんにも,最初私はびくびくしていましたが,勇気をふりしぼって聞いてみると,しんせつにも対光反射のとり方を教えてくれたりしました。嫌われてるかも?と心配せずもっとくっついとけばよかったなあと思いました。午後はそんなふうに過ごして,やることがすんだら出席ノートのはんこなんて気にせず,サッサとおさらばして,睡眠時間をたっっぷりとりましょう。次の日もはやいですよ〜。ハンコはさいごにまとめてもらえます。ご安心を!

森野先生の講議がちょっとしつもんされてこわかったです。脳の動脈,静脈(静脈なんて覚えたことなかった!ガレンとかゆうやつがだいじらしいですが…画像見てこれなんやといわれて,わかんなければ,このなまえをゆうてみるとか…)それにかんたんな脳の構造をおぼえていくといいです。脳梁がどれとか松果体がどことか…あと,さいごの教授のこうとうしもんで発表するやつはしーっかりじゅんびしていったほうがいいです!わたしはいいかげんなことしかしてなくて,かなりあせりました。それまでホトケの顔やった教授にけっこうしっかりしつもんされます。


脳神経外科 BSL について僕の印象と連絡事項を報告します。

まず,朝はやっぱり早い。月・木は7:30,その他は8:00です。慣れるまで,ちょっとつらい。実習の内容ですが,受け持つ患者さんによって少々代わってくると思います。一応,4人持つことになってるけど,僕の場合だと4人中2人は実習の前半で退院し,もう1人は退院直前ということで,正味1人の患者さんをフォローすればよいという状況でした。担当の先生の指導の合い間に患者さんをフォローするという形です。水曜日の森野先生の指導の時にカルテを見せろと言われるので,少なくとも1人の患者さんについてはきっちりカルテを書いといた方がいいと思う。

あと,教授の口頭試問がポイントになるみたいだけど,僕らの班の印象では,自分で何かネタを用意しておくか,自分はこの実習を通してどんな体験をしてどう感じたかを述べれば,特に問題なく過ぎると思います。この教授,個人的にはvery good。外科系志望の人なら,この教授の教室ならということで脳外を選ぶ人も出てくるんじゃないかな。

最後に連絡事項ですが,評価表はきっちり書いてもらって,秘書さんに出さないといけないそうです。今までに脳外をまわった人で出してない人は注意して下さい。それと,これから実習する人は「ベッドサイドの神経の診かた」の本を携帯しましょう。


脳外はポリクリ自体はそんなにキツイわけじゃありません。ただ,毎日7時半とか8時とかにいって10%位しか分からないカンファレンスに出るというだけでものすごく消耗します。朝9時にはもう一仕事した気分になってます。脳外を円滑にすすめるために@予習をすることAどんどん先生に質問すること先生達はものすごく忙しそうにしてますけどそれに気後れしてこそーっとしてると向こうからは何も言ってくれないのでそのまま存在を忘れられて終わってしまいます。あと,一夜漬けでも次の日しか覚えてなくても頭に詰め込んでいくと「お」って感じで新しいステップに行けるはず。私みたいにノー勉で行くと4年の講義の繰り返しになってしまいもったいないです。(班員のみんなごめんね→って書いても誰一人見てないと思うけど…)

整形外科

整形に行く直前に勉強しといたらいい疾患を羅列します。

  1. 椎間板ヘルニア(頚も腰も)
  2. 先天性股関節脱臼(CDH)

この二つに関しては,なんちゃらテストとか,腱反射とレベル,X線の見方とか,いろいろ細かく聞かれます。

あと,ご存知の様に山野先生は解剖大好きなので,いっぱい解剖は聞かれます。もちろんラテン語…。一応チェックしといた方がいいのは,手根管の8個の骨の名前,橈骨神経・尺骨神経・正中神経の走行と支配筋,かなー。まあいまさら勉強できる範囲でもないので…。

あとは,担当患者さんの病気についてはそれぞれ勉強するとして…。多い疾患はやっぱりリウマチ・変形性膝or股関節症,骨腫瘍ぐらいですかね。きっとみなさん,当たることでしょう。もっと具体的に聞きたい人はまたおっしゃってください。

先生達はみんないい人です。質問したらすごく答えてくれます。とくに嫌な先生は全然いません。山野先生はほんとうに「教え好き」って感じで,学生が答えられない方がむしろ楽しそうです。たまに,他の先生から「これ山野先生好きやから覚えとき!」と言われたことが本当に聞かれて,すっと答えてしまうとなんだか山野先生さびしそう…答えられなくても全然嫌じゃないみたいですよ。


整形外科のBSLの内容について御報告します。

まず,担当の患者さんを2人持ちます。僕は,変形性股関節症の患者さんと脊柱管狭窄症の患者さんでした。何回か診察に行ったうえで(診察は好きにやったらいいとのこと…)手術を見学させてもらいます。ちなみに,手術日は水曜日と金曜日です。また,月曜日にその週行う手術の術前カンファレンスがあります。(この術前カンファレンスが7時半くらいまでかかる…)他は最初の日に配られる予定表の流れ通りにやってれば全然問題なし。予習をするにこしたことはないけど,してなくても特に困りません。教授の口頭試問も結局は教授ご自慢のマイクロサージェリーの見学に変更となりました。報告は以上です。


1年目の先生がかなりいい感じなので,質問しても,しなくてもかなり教えてくれます。2年目か3年目かと思わせるような人もいました。私は格谷先生の外来が好きです。これどう?回った人感想聞かせてな。

勉強したい人は,四肢・足の解剖,特に筋と神経支配と脊髄レベルとかを覚えとくといいでしょう。疾患としては,変形性関節症と先天性股関節脱臼とヘルニアで十分と思います。あと,なんチャラテストと言うのがいっぱいあったと思うけどそれもポイントかな。SLRとか。そんなもんで。私は,今,整形勉強すると,国試落ちるよ!と言われました。だから,ほんとに重要なとこだけでいいと思う。

形成外科

形成外科のBSLについてお伝えします。

まず患者が割り当てられます。うちの班の場合4人の学生に対し患者は3人で,3人の内1人の患者にだけ学生2人がつくという形でした。学生は患者に問診し,カルテのコピーに所見を記入していけばいいのですが1週間しかないうえ,木曜は患者のオペ,金曜はまとめなので月,火,水の間に問診しておかなくてはなりません。しかもオペとか外来を見学しているときは問診はとれないので時間的余裕はそんなにありません。患者の検査や外出の時間によってはさぼってなくても問診をとる時間が全くないなんて事も十分に起こり得るので(実際うちの班では僕と竹下がこの状況に陥りました。),そういうときはまず主治医の先生に相談しましょう。実際のカルテを見せてくれるか,何らかの手をうってくれるはずです。記入したカルテのコピーは最終日に村岡先生にチェックされますが,普通にやってれば厳しいツッコミを受けることはないです。また,村岡先生は,時間があれば学生に発表させたいと言ってました。また,患者の疾患に関するテーマでレポートを書き,最終日に提出します。基本的には,カンファレンスルームにある教科書と木曜に村岡先生からもらえるレポートのテーマに関する論文で大体の情報は手に入りますが,カンファレンスルームはいつでも使えるわけではないので気をつけましょう。(もっと使えるようにして欲しいと要望を出したので多少改善されるかもしれません。)

あと,内容に関して簡単に説明します。

・手術見学
ずっと立ちっぱなしなのでしんどいですが,他の外科に比べれば時間はまだましなんじゃないかと思います。(4時半位までには終わる。)ただし,木曜は入院患者の手術が朝からたてつずけにあるので結構きついです。しかし,自分の受け持ちの患者の手術が前半に終わってる場合は5時には帰らせてくれます。
・外来見学
先生方はおおむね学生に親切なので,疑問に思ったことは積極的に質問したらいいと思います(もちろん先生の手の空いているときですが)。
・手術検討会
この患者にこんな手術をしてこうなりましたといったことをスライドで見ます。学生が質問されるといったことはありませんでした。
・縫合指導
最後になりますが,どんな患者があたるかは当日になってみないと分からないので予習はいらんと思います。また,先にも述べましたが先生方は皆学生に親切で,月,水,金には昼飯をおごってもらえます。ただ,形成外科は割と時間にきっちりしてるので実際の集合時間より少し早めに集合するよう心がけた方が無難です。

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